島田宏之名誉院長のご紹介
名誉院長 島田宏之
島田宏之
医学博士
日本大学医学部 客員教授
宮原眼科大宮クリニック 名誉院長
日本眼科学会 指導医
日本眼科学会認定 眼科専門医
所属学会:
日本眼科学会
日本眼科手術学会
日本網膜硝子体学会
American Academy of Ophthalmology
The Association for Research in Vision and Ophthalmology
Club Jules Gonin 会員
Best doctors
日帰り硝子体手術
2017年4月から宮原眼科医院の名誉院長に就任しました島田宏之です。私は、日本大学医学部卒業後、駿河台日本大学病院、日本大学病院で網膜硝子体疾患、黄斑疾患の研究と治療を行ってきました。とくに、25や27ゲージという細い器具を用いた低侵襲硝子体手術、術後眼内炎の予防と治療を専門としています。これまで約10,000件の網膜硝子体手術、黄斑手術、約10,000件の白内障手術の実績があります。2017年4月からも、日本大学病院で月曜日には外来、火曜日には入院手術で網膜硝子体手術と白内障手術を行っています。
成瀬院長とは、宮原眼科医院で2005年から日帰り硝子体手術を始めました。現在までに、約1,100症例の実績があります。白内障手術の日帰り手術は、当時から普及していました。日帰り硝子体手術を始めるにあたって最初に思ったことは、「白内障手術と比べて、硝子体手術では手術時間が長く、全身疾患のある症例、術後の合併症も少なくない。入院手術で経験している、手術後の色々な合併症などが生じたら適切に対応できるのか。」ということでした。しかしこれまで入院手術を行ってきて、「手術は受けたいのですが、家族の介護があって、仕事が忙しくて、子供をみてくれる人がいなくて、動物の世話をする人がいなくて入院はできません。」、「白内障手術のように、硝子体手術も日帰りできないのでしょうか。」という声を耳にしてきたのも事実です。最終的に日帰り硝子体手術を開始するにあたっての決め手は、「欧米では、日帰り硝子体手術は一般的に行われているものの、日帰りに伴う特別な手術合併症がない。欧米で日帰り硝子体手術ができるのなら、日本でもできるはずである。」との考えに至ったことでした。
日帰り硝子体手術を10年間行ってわかったことは、小切開硝子体手術は洗練された手術手技で安定しており、日帰り手術は充分に安全であることです。率直な感想で言えば、入院でなかったために生じた大きな問題はほとんどないと言って良いと感じています。しかし、全身管理が必要な疾患は除外しています。日帰り手術のメリットは早期の社会復帰だと思います。うつ伏せを要する一部の症例を除き、一日安静にして頂ければ翌々日からは仕事には復帰されている方が多く、その点で非常に喜ばれております。今後更なる世間のニーズによって日帰り硝子体手術の適応は拡大していくものと考えます。
略歴
1978年 | 日本大学医学部卒業 |
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1982年 | 日本大学医学部大学院修了 |
1988-89年 | アメリカ合衆国Bascom Palmer眼研究所留学 |
1991年 | 日本大学医学部講師 |
2005年 | 日本大学医学部准教授 |
2007年 | 日本大学医学部診療教授 |
2012年 | 日本大学医学部教授 |
2016年 | 日本大学病院アイセンター長 |
2017年 | 日本大学医学部客員教授 |
2017年 | 医療法人社団明優会 宮原眼科大宮クリニック 名誉院長 |
→日本眼科学会
→日本眼科手術学会
→日本網膜硝子体学会
→American Academy of Ophthalmology
→The Association for Research in Vision and Ophthalmology
→日本大学病院アイセンター
→Bascom Palmer 眼研究所
→Club Jules Gonin
→Best doctors
放送等
知ってるだけで大違い!糖尿病と眼、BSジャパン2012.11.4.
チョイス、網膜剥離、Eテレ、2015.8.22.
ラジオ人間ドック、ニッポン放送、2017.1.9-13 など
著書等
著書 89編
術後眼内炎パーフェクトマネージメント、日本医事新報社、2017 など
論文等
英文雑誌(Impact Factorあり)63編
筆頭31編/corresponding author 14編/ 共著 18編